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星英雄:土砂投入前でも、生き物は死滅しつつある 抗議船で辺野古側の埋め立て予定地を見る

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8月10日(金)は、辺野古の浜の座り込み5225日目。その前の、辺野古のおじい、おばあたち「命を守る会」の闘いを加算すれば、すでに21年以上の歳月が過ぎた。不屈の闘いを続けて来た。

午前8時過ぎ、辺野古の浜から抗議船(牧志治船長)に乗せてもらって、護岸の様相を見た。安倍政権が8月17日にも土砂投入を予定している場所だ。辺野古側の埋め立て予定地は、大浦湾側と辺野古側を合わせた埋め立て予定地全体の4分の1に相当する。

時制限水域内を抗議船は進む。退去を求める沖縄防局のアナウンスもむなしく響く。牧志船長は言った。「われわれが従わないのは、臨時制限区域もオイルフェンスも、抗議する市民を排除するため。これらは憲法に反するということで、政府にたてついている」

「護岸」は、被覆ブロックで固められ、土砂の投入を待つ形となっている。

まだ、土砂の投入は始まっていないが、囲われたことで、水温の上昇、酸欠が生じ、中で生きるものは死滅しつつある。取り返しのつかない環境破壊がすでに始まっている。絶滅危惧種のアカウミガメが産卵する砂浜はすでにない。ーーと牧志治船長は説明した。

翁長知事の撤回表明で、ひとまずは土砂の投入をさせずにすむことになりそうだ。

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