喫緊の課題は、改憲発議の阻止ですが、ここでは今一つ重要なテーマとして上記の表題を取り挙げてみます。沖縄の辺野古の新要塞基地建設の賛否を問う「辺野古」県民投票の会代表の元山仁士郎さんが、投票できない様子の宜野湾市、沖縄市、うるま市、宮古市、石垣島市の5市に対して投票の参加を促すため、15日午前8時から宜野湾市役所の前でハンガーストライキを始めました。
この青年をツイートで面白半分にヘイトスピーチしたり、「ハンストはテロ行為だ」と騒ぐ自民党国会議員秘書さえ現れています。また、弁護士資格を持つ宮崎政久・自民議員が講演会で、「県民投票の不適切さを訴えて、予算案を否決することに全力を尽くすべきである」と呼び掛けていたことも判明しました。
他方、住民投票権を奪われる5市の市民らは19日、那覇市で法律の専門家らと面談し、投票権の保全を求める仮処分か、市に投票事務を義務づける決定を求める裁判を起こすことにしています。首都大学東京の憲法学者・木村草太さんによれば、「住民投票権を奪うのは憲法違反、住民投票条例は、市町村に投票事務の拒否権を与えるものではない。住市町村によって投票権を奪うのは、憲法14条1項(法の下の平等)に反する。投票へのアクセス否定は憲法21条(表現の自由)侵害の恐れもある」と言っています。しかし、これも安倍政権の逆立ち憲法解釈で崩されかねません。
他方、ハワイ在住沖縄県系4世の作曲家ロバート梶原さんが発起人となり、県民投票までの辺野古の埋め立て停止を求める米ホワイトハウスハウスへの請願署名を呼び掛け、国内では、タレントのりゅうちぇるさん、モデルのローラさん、音楽家の坂本龍一氏等が協力し、世界では、タレントのローラさんや「クイーン」のギタリスト、メイさんが加わり、既定(30日間)の1月8日までに既定(10万筆)の倍の20万筆弱を集めました。既定期限までに10万筆を超えたので、大統領が判断する(今から約60日)までの間、署名ができるそうです。署名は、ホワイトハウスの請願サイト「We the People」で募っています。世界平和と民主主義のために、ふるってご署名下さい。